痛みの原因がわかりにくいストレス性の腰痛は、通常とは治療法が違う!
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HEALTH PRESS
2015.05.07 UPDATE

(2015年4月30日 HEALTH PRESSより) 今回は「ストレス性腰痛(心因性腰痛)」について、その治療法や痛みの軽減法、医師の役割について考えてみたい。
元々,二足歩行になった人間の体重を支える要が「腰」です.
運送や工事現場,介護職や医療職をはじめ,様々な仕事で中腰になることが多く,腰に痛みを抱える人が多いと思います.
厚労省によると,現在慢性腰痛を抱えている人は男性の20%,女性の27.5%おり,その内,原因がわかるものはわずか15%程度.85%は原因がわからず,ほとんどがストレス性や普段の体勢によるものと言われています.
「痛み」のつらさはよくわかりますが,残念ながら蓄積されてきた痛みは一朝一夕では治りません.とりあえず重大な原因がないことがわかれば,コロコロ病院を変えずに,信頼できる医療者と,徐々にその原因を探り,対処していくことをお勧めします.
「総合評価」に関して
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安藤絵美子
国立がん研究センター 社会と健康研究センター 検診研究部 特任研究員. 博士(保健学), 公衆衛生学修士
なんと「ワーカホリズムと腰痛は関連がある」のかもしれない…という
研究が日本から発表されています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24086457 (英語です)
Drショッピングをするより、同じ医師に症状の経過を定期的に見てもらうことで、より適切な治療方針が立てられるのはどの診療科も同じなんですね。
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